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アニメ映画
『アンゼラスの鐘』



ストーリー

 美しいアンゼラスの鐘の音が時を告げる浦上天主堂から、北東へおよそ1キロ。小高い丘の上に建つ浦上第一病院は、元はカソリッ クの神学校でした。そのため礼拝や告白など宗教活動の場を併せ持ち、戦時下で疲労した市民にとって、心身共に頼りとなる存在でした。

 病院に迎えられたたった一人の医師、秋月辰一郎は仏教徒でしたが、その誠実で飾らぬ人柄はカソリックの信者たちの敬愛を得 ていきます。

 広島に投下された新型爆弾の威力が秋月らにも伝わり、思わしくない戦況を人々が案じ始めている時、B29重爆撃機が密かに近 づいていました。長崎上空に新型爆弾が投下され炸裂するやいなや、一瞬にして町とそこで生活していたあまたの人々を焼き尽くしま す。浦上天主堂は無惨に破壊され、炎上し、美しい鐘を響かせていたアンゼラスの鐘は吹き飛ばされ、瓦礫の中に埋もれました。

 幸いにも生き残った秋月と浦上第一病院の人々は、互いに助け合い、患者までも一体となって焼け焦げた病院跡で医療救護活動 に立ち上がります。しかし、その手に残されたものは粗末な器具と赤チンなどわずかな医薬品のみ。焼け爛れた無数の人々の惨状と 被害の甚大さに、秋月たちは時として立ちすくみ、無力感に襲われます。

 「日本人は、戦争の本当の悲惨さを知らなかった」 





イントロダクション

監督

有原 誠治

ナレーション 小林 桂樹


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