シネマとうほく

シネマとうほく配給作品トップページ


アニメーション
『ダイオキシンの夏』




 

その日は、ジュリアの11歳の誕生日。友達や家族との楽しいパーティーが始まろうとしたその時、轟音が鳴り響きました。近くの科学工場が爆発事故を起こしたのです。
上空を灰色の煙りが覆い、白い微粒子が辺り一面に飛び散りました。
咳き込んだり、頭痛を訴える人々。そして、次々と倒れ死んでいく鶏や犬たち。
「白い粉のせいかしら」人々の間に不安が広がる中、工場側は「大きな心配はない」と安全宣言を発表したのですが「何かがおかしい!」そこでジュリアは、友達と『セベソ少年探偵団』をつくり原因解明に乗り出すのでした。日本人ジャーナリスト 安藤を仲間に加え、調査は進んでいきます。
そこでジュリア達は、たった1グラムで83万匹ものモルモットを殺してしまう猛毒のダイオキシンが爆発事故で街中にまき散らされていたという恐ろしい事実を知ってしまいました。
「わたし達の未来は、わたし達の手で守るのよ!」
未来を見つめたジュリアたちの闘いが始まりました。美しい地球の未来の為に・・・。





21世紀最大の問題は、地球環境をいかにして改善し守っていくか、ということではないでしょうか?
映画「いのちの地球 ・ダイオキシンの夏」は、1976年に北イタリアのセベソにある科学工場爆発事故によって引き起こされた大規模なダイオキシン汚染をもとに書かれた「ダイオキシンの降った街」(蓮見けいこ著、岩崎書店・刊)を原作として製作されました。
放射能汚染にも匹敵すると云われるダイオキシンの恐怖を、少年少女たちの正義感あふれる活躍と友情の物語を通 じて、地球の環境汚染への警鐘を鳴らす意欲作です。

プロデューサーに、長編アニメ「地球が動いた日」、「ハッピーバースデー・命かがやく瞬間」を企画・製作した桂壮三郎。監督には「蒼い記憶・満蒙開拓と少年たち」の出崎哲。
声優は、主演ジュリアには 「ハッピーバースデー・命かがやく瞬間」に引き続いて、佐久間信子。
今回、倍賞千恵子が特別出演しています。

シネマとうほくへのお問合せはこちらへ
All Rights Reserved, Copyright ?2003,Cinema Tohoku Co., Inc. Japan.
会社案内 リンク 掲示板 トップページへ戻る