その日は、ジュリアの11歳の誕生日。友達や家族との楽しいパーティーが始まろうとしたその時、轟音が鳴り響きました。近くの科学工場が爆発事故を起こしたのです。
上空を灰色の煙りが覆い、白い微粒子が辺り一面に飛び散りました。
咳き込んだり、頭痛を訴える人々。そして、次々と倒れ死んでいく鶏や犬たち。
「白い粉のせいかしら」人々の間に不安が広がる中、工場側は「大きな心配はない」と安全宣言を発表したのですが「何かがおかしい!」そこでジュリアは、友達と『セベソ少年探偵団』をつくり原因解明に乗り出すのでした。日本人ジャーナリスト
安藤を仲間に加え、調査は進んでいきます。
そこでジュリア達は、たった1グラムで83万匹ものモルモットを殺してしまう猛毒のダイオキシンが爆発事故で街中にまき散らされていたという恐ろしい事実を知ってしまいました。
「わたし達の未来は、わたし達の手で守るのよ!」
未来を見つめたジュリアたちの闘いが始まりました。美しい地球の未来の為に・・・。
|