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アニメーション
『えっちゃんのせんそう』




1945年、1月 中国・ハルピン。その頃満州と呼ばれていた現在の中国東北地方には、日本から大勢の人達が移り住んでいました。冬には零下30度以下になる寒いハルピンの街に、7歳のえっちゃんは友だちのたつおらと一緒に、毎日元気に過ごしていました。
そんなある日、えっちゃんは中国人の女の人をいじめる日本の男のひとを見てしまいます。「何も悪いことをしていないのになぜ中国人がいじめられるのだろう 」えっちゃんは疑問に思ったのです。
夏 8月15日 戦争に負けた日本人に対して中国の人々の対応は一変しました。日本人は日本に引き揚げるまでの時間をひっそりと暮らし始めたのです。
引き揚げまで、そして引き揚げの途中に出会った大きな悲しみの中で、えっちゃんは初めて戦争という現実を見つめるのでした・・・・。




この『えっちゃんのせんそう』は、原作者岸川悦子さんが現在の中国東北部、旧満州・ハルピンから引き揚げた実体験をもとに少女の目を通 して見た戦争をテーマに、少女が困難を乗り越えていく様を描いています。

監督には、「火の雨がふる」「うしろの正面だあれ」「ライヤンツーリーのうた」など一貫して戦争と平和をテーマにした作品を製作している有原誠治。

監督 有原 誠治
脚本 山本 洋子
 

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