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長編アニメーション
『もも子』



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イメージ
 
解説
企画・製作は「5等になりたい。」の桂壮三郎。監督は「ハッピーバースデー・命かがやく瞬間」でキャラクターデザインと絵コンテで好評を得た四分一節子。音楽は、NHKスペシャル「生命〜40億年はるかな旅」で高い評価を受け、CM・テレビ・映画等で活躍している大島ミチルが担当します。キャストは、もも子役を「とっとこハム太郎」の間宮くるみが、母親役を舞台・テレビ「3年B組金八先生」等で活躍している伊藤つかさが出演します。

原作:星 あかり(もも子・ぼくの妹より/大日本図書・刊)
監督:四分一 節子
音楽:大島 ミチル/企画・製作:桂 壮三郎

ものがたり
力(りき)ともも子は双子の兄妹。兄の力は元気いっぱいの小学3年生、妹のもも子は知的な遅れと身体の障害があり、いつも酸素ボンベで呼吸しながら、養護学校に通っている。「お兄ちゃんだけ小学校へ行って、ずるい!もも子も行きたい!」と毎日駄々をこねて力を困らせたりするが、大好きな“かえるの合唱”を歌うと笑顔になるのだった。

そんなある日、もも子は交流授業で週に一日、力を同じ小学校に通えることになる。授業参観日に小学校を見学に行ったもも子はドッチボールをする力を大声で応援して力のチームは勝利!しかし、試合に負けたクラスメートの竜二は、「あいつをもう来させるな。バカがうつる」と、言葉を投げつけ、怒った力は竜二を殴ってしまう。教頭先生や両親に叱られるが、力はもも子を馬鹿にされた事を言うことができず、一人じっと我慢するのだった。

翌年─。力のクラスともも子の交流授業が始まった。竜二のもも子に対する意地悪は続くが、クラスメートたちは天真爛漫でがんばり屋のもも子と仲良しになり、力たちのクラスからも、もも子の養護学校へ交流に行くようになる。

もも子のおかげで力たちと養護学校の児童たちも打ち解けるが、もも子は病気が悪化して入院することに。そんな時、力は竜二と一緒に運動会のリレーの選手に選ばれる。優勝して入院中のもも子を励まそうと思う力だったが、クラスで一番足の速い竜二は、リレーに出ないと言い出して……!?

メッセージ
原作者 星あかり
昨年暮れに、また養護学校の子どもが二人亡くなりました。短い生命の灯を精一杯燃やして逝った子どもたち…。「もも子」たちはその命を懸けて、わたしたちになにをつたえようとしたのでしょうか。
この作品は、もっと生きたいと願いながら病気で死ななければならなかった子どもたちの無念さや、障害を持った子の介護に明け暮れる親に甘えられない兄弟の寂しさ、学校や社会で受ける差別や偏見、家庭崩壊などの厳しい現実を描いたものです。いじめや残虐な事件が相次ぐ中で、この映画をご覧になって、障害を持ちながらも懸命に生きる子どもたちとその家族の姿から「生きる」とはどういうことか、ともに考えてくださればと思います。

監督 四分一 節子
原作の『もも子』にはエリちゃんというモデルがいます。御両親からお借りしたアルバムの中には、曲がった体で懸命に鈴割りの玉を投げる姿や、大きな口を開けて友達と笑い合う姿、カメラに向かってVサインをつき出しているいきいきとした姿が写っています。何度も見返しているうち、日毎に悪くなる体と戦いながら限られた命を懸命に生きているエリちゃんともも子というキャラクターは、自然に重なって、絵コンテの中で動きはじめたのです。
この映画を見た子供達が、人が皆平等に与えられている命の重さについて考え、生きることは素晴らしいことなのだと感じてもらえたらと願っています。


監  督 四分一 節子
声の出演 もも子・・・間宮 くるみ
  母 親・・・伊藤 つかさ
原  作 星 あかり
音  楽 大島 ミチル


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