シネマとうほく配給作品「わらびのこう-蕨野行」

劇映画
『わらびのこう-蕨野行』

江戸中期、その村には秘したる約定があった。六十の齢を迎えた者はみな、村を出て人里離れた原野-蕨野の丘に移り住むのだ。山々の雪が溶け出す春、蕨野入りしたジジババたち8人。彼らワラビ衆はいかにして生きながらえるか。否、死ぬまでをどう生きようとするのか、、、。

名匠・恩地日出夫が、山形の四季を一年に渡ってロケーション。NPO（日本の原風景を映像で考える会）とタイムズインが製作、山形の数々の市町村、人々が物心両面支援し全面協力した。芥川賞作家・村田喜代子の原作に出会って8年目、執念の完全映画化である。